「親子で見たい! アニメ選集」。今回は第17回になります! 取り上げたいのは…

『ルパン三世』!

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アニメ「ルパン三世」公式サイト

本作はモンキー・パンチ氏による同名漫画作品が原作となります。

総監督は友永和秀氏。アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムが担当しています。

それでは、第1話のあらすじを公式サイトから抜粋させていただきます。

サンマリノ共和国。ルパン三世から銭形警部宛に、盗みの予告状ではなく結婚式の招待状が届く。ルパンは、ロッセリーニ財閥の若き会長 レベッカ・ロッセリーニと結婚するという。結婚の裏にはルパンのある目的があった。それはサンマリノ共和国の国宝・リベルタスの王冠を盗み出す事。だが、何故かルパンが出した覚えのない偽の予告状が銭形に届いており、ルパンの行動は読まれていた。一体、誰が何のために予告状を送ったのか?
アニメ「ルパン三世」公式サイト

『ルパン三世』といえば、1971年の第1シリーズから現在まで、ずっと現役でいる色褪せない名作。ここ何回かで『おそ松くん』や『ブラック・ジャック』を紹介しましたが、実際に間断なくアニメを放映し続けているのはこの『ルパン三世』が無二といえるでしょう。

そして、繰り返し放映しているからこそ、それぞれの『ルパン』には違いが生まれています。『おそ松くん』の時以上に、本作は世代によって印象が違った作品になっているのです。

まず、1971年の第1シリーズ。通称「青ジャケット」の『ルパン』。一般に、この頃のルパンは「ハード」だったと言われます。しかしながら、実際はこの第1シリーズも前半と後半とでタッチが大分違うのです。それもそのはず、前半と後半で監督が変更されているんですね。

前半は大人向け、ハードでクールなルパンを描いた、大隅正秋監督路線。後半はスタジオジブリで活躍している高畑勲&宮﨑駿が、子供向けの少しコミカルな路線に変更し、実質的な監督を務めました。ですから、この頃の『ルパン』が現役な人からして、すでにふたつの路線で好き嫌いが分かれていたりするわけです。

さて、多くの人が再放送などで見ている一般的な「赤ジャケット」の『ルパン』は1977年に始まりました。これがいわゆる「第2シリーズ」です。この第2シリーズは、バラエティに富んだシナリオやルパン一家の親しみやすさなどから大ヒット。現在までの陽気なルパン像がここで確立したといえるでしょう。

その第2シリーズが放映中に、傑作と言われる劇場作品が2作上映されました。『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年)と『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)です。

吉川惣司監督の『ルパンVS複製人間』は非常に複雑なドラマであり、「自分とは何か」というテーマを突き詰めたという意味で哲学的とすらいえる作品となりました。『ルパン』という作品がただのエンターテイメントに終わらないという印象を持っている方は、この作品からの影響が大きいのではないでしょうか。

一方宮崎駿監督『カリオストロの城』も、痛快なエンターテイメントの面を持ちつつも、ルパンのジャケットが青くなっていることから、『ルパン』若かりし日の作品だという意味も含め、当時の第2シリーズに対して何がしかのカウンターがあった考えられる作品です。この作品で『ルパン』=宮﨑駿監督というイメージを持った人も多いかと思います。

この段階で、ルパンは「赤ジャケ派」か「青ジャケ派」かに好みが分かれたりするのですね。

その後、『ルパン』は1984年にもシリーズアニメ化。これが「ピンクジャケット」のルパンです。さらに2012年にスピンオフとして『LUPIN the Third –峰不二子という女-』がシリーズアニメ化。その前後に何度も劇場化、TVスペシャル化がなされていきました。その度に、『ルパン』は新たな挑戦がなされ、現在へと連なっています。

では今度のアニメ化ですが、非常に良い感じにまとまっているというのが率直な感想です。第2シリーズのバラエティ感もありつつ、第1シリーズのハードな雰囲気も取り入れられ、さらに近年のテレコムというスタジオが取り入れているハンドメイド的な線のやわらかな感じも温かみを感じさせ、見ていてほっとさせてくれます。しかしながら、ルパン、次元、五右衛門、不二子に銭形といった各キャラクターについて改めて説明はなされないので、本当に予備知識なく新規で見る方は少しハードルがあるかもしれません。

ですから、この作品をあえて親子で見ることで、お子さんに『ルパン三世』の基本的な知識を共有すると、会話に華が咲くかと思います。

と、いつもの作品ならここまでのお話なのですが、『ルパン』についてはそれだけではありません。先ほどからお話しているとおり、『ルパン』は世代によって印象が変わります。子供と話をする時、親が見ていた『ルパン』の印象を改めて語り、そしてそのシリーズを見返すという楽しみもあるのです。さらに、『ルパン』に興味が湧いたなら、その先にだって、たくさんの『ルパン』が待っています。

このように広がりを持って楽しむことができる作品『ルパン三世』。きっと今後も何世代にも渡り、私達を楽しませてくれるでしょう。

データ

■放送情報

日本テレビ 毎週木曜日 25:29~
読売テレビ 毎週月曜日 26:37~
札幌テレビ 毎週土曜日 25:55~
ミヤギテレビ 毎週金曜日 26:00~
※第5回12月19日(土)までは26:20~
福島中央テレビ 11月21日(土)深夜より 毎週土曜日 26:10~
※第5回12月19日(土)までは26:20~
YBS山梨放送 毎週火曜日 25:25~
中京テレビ 毎週土曜日 25:25~
テレビ信州 毎週木曜日 26:14~
北日本放送(富山県) 毎週水曜日 25:59~
静岡第一テレビ 毎週水曜日 26:04~
広島テレビ 11月11日(水) 深夜より 毎週水曜日 26:59~
FBS福岡放送 毎週木曜日 26:15~
テレビ大分 毎週日曜日 25:25~
NIB長崎国際テレビ 11月28日(土)深夜より 毎週土曜日 25:35~
CS放送 『日テレプラス』にて12月放送決定!
※場合により、放送時間が変更となる可能性があります。
実際の放送時間は当日の電子番組表(EPG)などをご覧下さい。

■配信情報

J:COM オンデマンド
Hulu

■『ルパン三世』公式サイト

http://lupin-new-season.jp

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